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SWITCH × OCEANUS TIME TO BE MYSELF

OCEANUSが刻む、 自分に戻れる豊かな時間。
第7回は 俳優・井浦新 にとって かけがえのない場所、 映画館

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Vol.07
井浦新
IURA ARATA

ミニシアターとの接点は、10代の頃、観客として通い始めたのが最初です。もちろんミニシアターだけでなく、大手配給系列の大きな映画館にも通っていましたが、通っているうちに段々と気付くんです。映画館によって出会う映画がなぜこんなにも違うんだろう、この作品は絶対に好きだろうなと思ったら、やっぱり渋谷のユーロスペースだった、吉祥寺のバウスシアターだった、というように。特にミニシアターにはそれぞれの個性があり、自分の好きな作品に出会える可能性が高いということに気付いていく。そして、あの映画館でかかっている映画が観たい、とその映画館のファンになっていくんです。

20代で役者の仕事を始めてからは、自分の役者としてのキャリアはミニシアターとともにありました。デビュー作、是枝裕和監督の『ワンダフルライフ』も全国のミニシアターで上映された作品でした。観客として通っていた映画館で、舞台挨拶やティーチインに登壇させていただくのは有難い気持ちしかありません。一番大きく変わったのは、それまで作品との出会いの場所だったのが、人との出会いの場所になったこと。全国の映画館の館長さんやスタッフの方々は、みなさんほんとうに映画愛が深くて、いつも感動させられます。その地域の映画館ですごい数の映画を観てきているお客様たちも素敵です。そういう方々が自分の作品をどう受け止めてくれるのか。訪れる度にドキドキさせられます。役者として作品を直接届けられる機会があれば、それを夢中になってやってきました。一部では“ティーチイン俳優”という肩書きが付くぐらい、全国津々浦々の映画館を飛び回ってきました。

それが昨今のコロナウイルスの影響で映画館が休館せざるをえなくなり、当たり前だった映画館に映画を観に行く、届けに行くということができなくなってしまう状況に直面しました。その影響が最も大きいのがミニシアターです。でも、だからこそ映画館で過ごす時間がどれほどかけがえのないものだったか、改めて振り返る機会にもなりました。この困難な状況を乗り越えた時、また全国の映画館へ行きたいし、そこにいる方々に会いに行きたい。そのためには映画に関わる者として、なりふり構わずに何でもやるつもりです。

映画館と“時間”ということで言うと、10代の頃、上映時間を調べて家を出て、映画館の近くで時計を見ながら時間をつぶしたりしたことが懐かしいですね。今日撮影でつけたOCEANUSは、文字板に藍染めした白蝶貝が使われているとお聞きしましたが、海をテーマにした時計で、素材として貝を使い、藍によって深い海の色を表現するという発想が素敵です。藍染めという人が手間暇かけて生み出してきたものを、道具として日常に取り入れることは、お金には代えられない、ほんとうの豊かさなのかなと思ったりもします。

井浦新

1974年東京都⽣まれ。98年に映画『ワンダフルライフ』に初主演。以降、映画を中⼼にドラマ、ナレーションなど幅広く活動。アパレルブランド「ELNEST CREATIVE ACTIVITY」のディレクターを務めるほか、⽇本の伝統⽂化を繋げ拡げていく活動を⾏なっている。映画『朝が来る』が現在公開中。11月9日よりWOWOW『殺意の道程』がオンエア

リネンワークジャケット/ OLDMAN'S TAILOR
(メイデンズ ショップ: 03-5410-6686)、
その他/ スタイリスト私物 
撮影協力: ユーロスペース

OCW-S5000AP-2AJF

ギリシャ神話における海の神・オケアノスにその名の由来を持つMADE IN JAPANの時計ブランド「OCEANUS」。“Elegance, Technology”をコンセプトにデザインと技術の挑戦を続けるオシアナスの新作「OCW-S5000AP-2AJF」は、ブランドカラーのブルーを藍染めで表現。ブルーのグラデーションが美しい文字板の白蝶貝は、徳島の天然阿波藍で染色された。世界限定2000本。¥235,000(税込¥258,500)

OCW-S5000AP-2AJF

OCW-S5000AP-2AJF

¥235,000(税込¥258,500)

  • ※ 表示価格は、メーカー希望小売価格です

PHOTOGRAPHY: KATO JUNPEI 
STYLING: UENO KENTARO 
HAIR & MAKE-UP: YAMAGUCHI TOMOKO 
TEXT: MAKINO TOMOHITO