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OCEANUS Style Magazine
BLUE MOTIONS

Japan Modernism

時を超えた コラボレーション

2021.9.22

OCEANUSの存在意義、それは単に正確な時を刻むことだけではない。あくまで研ぎ澄まされた造形物であること。指針によって時刻を示すアナログ時計の中で、エレガンスを追い求める“美しさに包まれたテクノロジー”があってこそ、OCEANUSは成立する。そんなOCEANUSのコンセプト“Elegance, Technology”をあらゆる角度から検証し、体現しているのがフラッグシップモデル「Manta」である。着けるだけでなく見る喜びも感じられる現在で一番美しいOCEANUSとして、新たな可能性を広げ続けるMantaが更なるエレガンスの追求として挑んだのは、伝統工芸とのコラボレーション。

先進を象徴するOCEANUSが、その対極とも言える伝統工芸をなぜ選んだのか。今回のBLUE MOTIONSでは、これまでのコラボレーションモデルを振り返りながら、その理由について考えてみたいと思う。

伝統工芸を時計表現に

一般的に伝統工芸品とは、その地域から産出される素材をもとに、長年に渡り受け継がれている伝統的な技法と匠の技を持って作られた“日常生活で使われるもの”を指す。その製造過程の主要な部分が手作業でおこなわれている。

これまでに発売された江戸切子、阿波藍とのコラボレーションモデルこれまでに発売された江戸切子、阿波藍とのコラボレーションモデル

最初にコラボレーションしたのは、江戸時代後期から受け継がれるガラス工芸「江戸切子」。TOKYO DESIGNをコンセプトに、OCEANUSらしい美しさのひとつであるサファイアガラスをより際立たせるため、伝統工芸士・堀口徹氏(三代秀石)に制作・監修を依頼。一つひとつハンドメイドで加工し、先進の着色技術でOCEANUSブルーを施した都会的で洗練されたサファイアガラスベゼルは、テクノロジーと伝統が息づく街“東京”をまさに象徴している。
続いてのコラボレーションは、徳島県産の天然藍による藍染め「阿波藍」。OCEANUSのブランドカラー“青”の原点をコンセプトに、ジャパンブルーのルーツとも呼ばれる藍色に注目。創業100年の老舗「絹や」協力のもと、インダイアルソーラー以外の文字板全面に阿波藍を沈澱法という手法で染料化し薄く着色した白蝶貝を採用、さらに職人が1本1本染め上げた阿波藍染めクロコダイル革バンドをセット(OCW-S5000APL)するなど、藍染めの情緒的で美しい色合いを表現している。

エレガンスは止まらない

そして江戸切子、阿波藍に続く第三弾としてコラボレーションしたのが、1,200年以上の歴史を持つ漆芸「蒔絵」。今年6月に発売された『OCW-S5000ME』は、開発・製造に協力いただいた京都の伝統工芸士・下出祐太郎氏の代表作「悠久のささやき」をモチーフに、サファイアガラスベゼルと文字板にプラチナ粉を使用した蒔絵技法を採用。手作業によって1本ずつ丹念に仕上げられた繊細なグラデーションとあえて付着させない部分を作る文様により、流れや煌めきを表現した水の世界を描くことで、OCEANUSの“海”のイメージを投影している。

Bluetooth®搭載電波ソーラー・プラチナ蒔絵『OCW-S5000ME-1AJF』Bluetooth®搭載電波ソーラー・プラチナ蒔絵『OCW-S5000ME-1AJF』

伝統と先進が導く未来

“都会的・青・海”というOCEANUSのアイデンティティを時計に込めて、新たな美しさを提示するために用いられた伝統工芸の技法や匠の技。そして、その伝統工芸の美しさを長く保てる耐久性や時計としての安定した品質に落とし込むため、高度な最新技術によって独自の製法や新構造を開発したOCEANUS。
“伝統と先進”。常に最先端なものを提示しながら、その時代の要求にアップデートしていくモノづくりの真髄。妥協を許さない情熱溢れる作り手たちの2つのジャパンプライドは、内面的な本質が表面的に現れていく変化を美と捉える日本の美意識であり、この融合こそがジャパンモダニズムと言えるのではないだろうか。
伝統工芸と先進テクノロジーを繋ぐことで革新させる、過去・現在・未来という悠久の時へのアプローチ。それはまるで普遍的な音を奏でる旋律のように、果てしなく続く時を刻むOCEANUSの旅であり、エレガンスを追い求めるロマンである。

Text: Tatsuya Nakamura | Photography: Masashi Nagao

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