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OCEANUS Style Magazine
BLUE MOTIONS

Platinum “Makie” S5000ME

伝統と 革新は、 新たな エレガンスへ

2021.5.27

エレガントなアナログ時計とは、一般的にケース、ムーブメント、デザインを高次元で融合させたものを指す。そこにデジタル技術を用いて革新させることで、“絶対精度を追求した美しいメタルアナログ時計”という新しいエレガントの定義「Elegance, Technology」を確立させたOCEANUS。
そんなエレガンスを追求する技術進化の中で、昨今OCEANUSが注目しているのは、日本のモノづくりにおける“伝統と革新の融合”。これまで江戸切子や阿波藍染といった伝統工芸とコラボレーションしてきたが、このたび第三弾として新たな挑戦に挑んだ。それが6月11日に発売されるプラチナ蒔絵『OCW-S5000ME』だ。

Bluetooth®搭載電波ソーラー『OCW-S5000ME-1AJF』¥275,000(税込)Bluetooth®搭載電波ソーラー『OCW-S5000ME-1AJF』¥275,000(税込)

今回インスパイアされたのは、1,200年以上の歴史を持つ漆芸の伝統技法「蒔絵(まきえ)」。器の表面に漆で絵や文様を描き、その漆が乾かないうちに金や銀などの金属粉を蒔きつけることで器の表面に定着させるという日本独自の美術技法である。
開発にあたり、京都で100年以上続く蒔絵工房「下出蒔絵司所」三代目の伝統工芸士・下出祐太郎氏に協力を依頼。漆の研究で博士号を取得されるなど、蒔絵の発展に力を注がれていることから、“伝統と革新の融合”というテーマに共感していただき、実現することとなった。
モチーフとしたのは下出氏の代表作として、京都迎賓館の国賓を招くための特別な部屋“水明の間”に収蔵されている飾り棚「悠久のささやき」。水の煌めきをテーマに7万粒のプラチナを使用して作られており、その洗練されたモダンなデザインがOCEANUSと親和性があることから、商品開発に至ったという。

蒔絵が創り出す、その優美な姿

ベースとなるモデルは、革新のスリムスタイルでOCEANUSの“美”を象徴するフラッグシップManta「OCW-S5000」。
サファイアガラスベゼルと文字板に「悠久のささやき」と同様、輝きのあるプラチナを使用した蒔絵技法を採用。それを時計の安定した品質に落とし込むため、蒔絵の伝統技法にCASIOの新技術でアレンジを加え、プラチナの輝きをいつまでも保つための工夫と耐衝性を備えた、蒔絵の新構造を開発した。
「蒔きぼかし抜描波文」という水の流れを表現した文様をデザインコンセプトに、プラチナ粉を下から上に蒔くことでグラデーションのように美しく仕上げる“蒔きぼかし”と、プラチナが付着しない部分をあえて作る“抜描”という二つの技法を組み合わせて、水の煌めきを表現している。またベゼルには、フェイスデザインが引き締まるようにブラックのDLC処理も施されている。
使用したプラチナ粉は、時計サイズでも効果的に輝くように様々な大きさや形を検討した結果、丸粉を潰して小判型にした“平目粉”の2号サイズを選択。今回の『OCW-S5000ME』は世界限定1,500本となっているが、蒔絵の製作は下出氏の手作業により、1本ずつ丹念に仕上げられており、使用する粉の種類・大きさから散布密度まで、全てにおいて匠の技と感性が息づいている。

独特の表情を生むこだわりの仕上げ

蒔絵粉の輪郭や美しい煌めきが際立つデザインを支えるのは、視認性を高めた風防の両面反射防止コーティングサファイアガラス、チタンカーバイト処理&ザラツ研磨による高い耐摩耗性を誇るケース・バンド、矢羽根形のH駒と鏡面ライン入りの中駒で構成された装着感の高いチタンムクバンドなど。さらに片面高密度基板実装や部品・構造の改良によって9.3mmの薄型ケースも実現し、見た目の美しさに加えて、こだわりのあるモノづくりで質感と存在感を向上させている。
機能面では標準電波受信機能による時計単体での時刻修正に加え、Bluetooth®を利用したスマートフォンリンクによる時刻修正機能を搭載。ワールドタイムの時刻を約300都市から簡単に設定でき、自動でタイムゾーンやサマータイムの変更に対応するなど、時をより正確に、確実なものとしている。

伝統的な京蒔絵の技法を先進テクノロジーで革新させることにより、またひとつ時計の新たな価値と可能性を生み出した『OCW-S5000ME』。2つのジャパンプライドがエレガントに融合した、もはや芸術品の域とも言えるこの至高の逸品をぜひ実際に腕に纏って体感して欲しい。これからも新しいエレガンスを追い求めるOCEANUSは、青い秒針がささやくように、果てしなく続く“悠久の時”を刻むことであろう。

Text: Tatsuya Nakamura | Photography: Masashi Nagao

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