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OCEANUS Style Magazine
BLUE MOTIONS

Interview with a Diver

海を愛する 男が語る、 カシャロの魅力

今年6月に発売されたOCEANUSの新境地を開拓した歴史的モデル、CACHALOT『P2000』シリーズ。この本格ダイバーズウオッチは、“海との親和性”を掲げるOCEANUSの新たな象徴として、今後君臨していくことであろう。

では、ISO規格200m防水やスマートフォンリンクによるダイビング機能といった、潜水時の実用性を高める“海に特化した機能”は、実際のダイバーの視点からどう思うのか。今回それを探るべく、スキューバダイビングと海の総合サイト「OCEAN +α(オーシャナ)」の代表兼プロデューサーを務める河本雄太氏にお話を伺った。

Bluetooth(R)搭載電波ソーラー・CACHALOT『OCW-P2000』(左)/『OCW-P2000C』(右)Bluetooth®搭載電波ソーラー・CACHALOT『OCW-P2000』(左)/『OCW-P2000C』(右)

ダイビングデビューをしたい人からプロダイバーまで、水中世界を楽しむ全ての人々に、ダイビングに関する信頼性・有用性の高い情報を提供することで、海の面白さや素晴らしさを伝えるWEBサイト「OCEAN+α」。

「日本の海って、食というイメージが強く、海を“日本人の食にとって大切な存在”と感じている人は実に8割ほど。海外の方から見ても、日本の海=寿司になってしまう。しかし日本には、“潜っても素晴らしい環境がある”ということを我々は知っているので、ならば、日本の海の魅力を伝えることが、僕たちの使命だと思っています」。

ダイバーにとって、ダイバーズウオッチの存在とは

「OCEAN+α」の運営のほか、東京・大阪・沖縄でダイビングショップを経営、さらにCASIOが展開する水中で会話ができるダイブトランシーバー「Logosease(ロゴシーズ)」のPRにも関わるなど、多方面で活躍する河本氏。自身もダイバーとして約20年のキャリアを持ち、これまで数えきれないほどの海に潜ってきた河本氏は、CACHALOTにどのような印象を持ったのだろうか。

「実際、OCEANUSのようにデジタルとアナログが融合したダイバーズウオッチって、新しいチャレンジなのではないでしょうか。ましてや、このCACHALOTのようにアプリと連動している時計は。手元では最低限の情報が分かり、潜水時間の記録やダイビングログといった細かい計算などはアプリで情報を得る。まさに今あるべき形だと思います。そしてアプリが持つ最大の強みは、アップデートができるということ。ダイビングの機材はある程度高価なのですが、アップデートができないので絶対に買い替えなくてはいけないのです。それってサスティナブルではないですよね。でもアプリならアップデートすることで機能も追加していける。そう考えると、このCACHALOTが持つ可能性って、かなり大きいのではないでしょうか」。

現在のスキューバダイビングでは、ダイブコンピューターと呼ばれるものが主流(しかもソーラー受電式のダイブコンピューターの中味は全てCASIO製!)なのだという。独自のアルゴリズムを持ち、水深と時間から体に溜まる窒素の量を導き出すなど、デジタルならではの機能が搭載されている。しかし、あくまでも海に潜るための“装置”としての認識が強く、普段使いができるかというと、また別の話なのかもしれない。ダイバーとしての自分のライフスタイルを考えた時に選ばれるのは、OCEANUSのような“時計”なのではないだろうか。

そう語る河本氏は『P2000』シリーズのどちらのデザインを選ぶのか。

「どちらかと言うと、このデュラソフトバンドの『P2000C』が好みです。確か、海に沈む太陽がイメージですよね?僕は、海のすぐ上に太陽がある時間帯が、一番海が輝いていて好きなのです。そこから自分の娘の名前も“陽海”にしたほどでして。すごく親近感が湧きました(笑)」。

河本雄太氏河本雄太氏

水中でのCACHALOTの実力

今回、取材協力していただいたダイビングショップ「ココナッツ 千葉みなと店」は、魚やウミガメが実際に泳ぐダイビング可能な大型水槽を完備している。その大型水槽をお借りして、実際に潜った状態でのCACHALOTを河本氏に体験していただき、その印象もお話いただいた。

「大きな文字板に明るいLEDライト。さすが視認性の確保はしっかりとされていました。実際のファンダイビングではそこまで深く潜ることはありませんが、この見やすさならばある程度の深さまでいっても全く問題ないと思います。それと何より驚いたのは、見た目の大きさからは想像できないほどの軽さ。正直、少しくらい気になるのかな?って思っていたのですが、水の中では全く気になりませんでした。快適にダイビングができる仕上がりになっていると思います。もし一つだけ欲を言わせてもらえるなら、ダイビングスーツって水温によりその厚さを変えるので、時計をはめたときに窮屈さを感じることがあります。その圧迫感をなくすために水中でのベルト調整が、もっと簡単にできるようになれば言うことはありません」。

現在、河本氏にCACHALOTとアプリの連携を実際の海に出て体験していただいている。その様子も後日伝えられればと思う。

想いは海の深淵へ

「OCEAN +α」では、海とそこに息づく生き物たちとの持続可能な関係を探るため、海洋環境保全に関する情報も扱っているという。

「ここ数年、海洋ゴミや海洋プラスチックをはじめ、色々とネガティブな面を強調されることが多くなり、“海”というワードが世間の人たちから見られる形が変わってきたことに気づきました。ダイビングインストラクターをやっていた15年くらい前は、いつも見ていた魚がいなくなった、この時期に産卵するはずなのに今年はしないな、という程度の感覚でした。それがここ5、6年、僕自身も環境団体などと関わりを持つようになり、肌で感じていたことを言語化され突きつけられたことで、ぼやけて見えていたものがはっきりと見え始めました。今は、OCEAN +αを通して日本の海が持つ価値をもっと知ってもらいたい。そのために、サスティナブル、ダイバーファーストの情報に特化、海を愛することをライフスタイルとして生活に入り込む、を三本柱に掲げてOCEAN +αを運営しています」。

我々が生きるこの地球が「水の惑星」と呼ばれる所以、それは全面積の約7割を占める“海”の存在である。その“海”という名を背景に持つ「OCEAN+α」とOCEANUS。表現方法こそ違うが、日本から世界、そして未来に向けた新たなスタンダードの創造を目指す、その志は同じ。今後新しい何かが生まれる予感を感じながら、今日もCACHALOTは河本氏とともに海の深淵へと向かう。

Text: Tatsuya Nakamura | Photography: Masashi Nagao
撮影協力: ダイビングショップ「ココナッツ千葉みなと店」