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BLUE MOTIONSMarch 2019 issue
ACTIVITY
一歩前へ

Sporty Lifestyle

オンとオフの 時間を操り、 シンプルに 生きる

自分だけの時間。そう聞いて、何を想像するだろうか。
趣味を楽しんだり、旅に出掛けたりと…。しかし就職や結婚など様々な環境の変化から、昔では当たり前であった“自分だけの時間”を持つことが年々難しくなってきていることは確かだ。続けていた趣味もいつの間にか止めてしまい、長らく無趣味を続けている人も多いのでは。常に立ち向かうべき何かに直面し、慌ただしく流れる日々を過ごす我々にとって、オンとオフの切り替えが重要だと分かってはいても、なかなか行動に移すことは難しい。もちろん身体を休めることも大切だが、久しぶりにできた時間や休日をどう過ごすべきか。
今回、そんな大人の“オフ”のライフスタイルについて、考えてみたいと思う。

ロードバイクや釣りなどのスポーティーライフを中心に多彩な趣味を持つ、イラストレーターの大野哲郎(tetsuro oh!no)氏。以前BLUE MOTIONSで特集した「OCEANUSトリヴィア」でのイラストや、OCEANUSとも馴染みが深い「東京スカパラダイスオーケストラ」のCDジャケットなども手掛けている。職業柄、部屋に篭って仕事をしていることが多いという大野氏の、オフへの切り替え方とは。
「あらかじめ予定を決めることもあれば、思い立った時にふと、キャンピングカーにロードバイクを積んで海や山などへ向かい、その場で着替えてサイクリングをします。スキーに行くのと同じような感覚かもしれません。そして疲れた体を癒すために、キャンプを張って焚き火をしながらコーヒーを飲む。拠点を作ることで、釣りなども楽しめますからね。イラストレーターという仕事は挿絵を描くことなので、様々なシチュエーションの絵が求められるのですが、こうした一連の行動が自然とインプットの作業になっていて、仕事で求められるシーンにも役立つんです。なので、クライアントの要求に対しても、割と理解するのは早い方だと思っています」。
オフとして、ただ趣味を楽しむだけでなく、オンに戻った後、実際の仕事に活かせるというのは理想的である。

オンとオフの切り替えが必要な理由

「例えば、スポーツをやる人とやらない人って分かれると思うんですけど、前者は汗をかくことを目的にしている人が多いのかもしれませんね。心拍数を上げ、汗をかくのって色々なことが洗い流され、リセットできるじゃないですか。忙しくしている人ほど、こういった時間は必要だと思います」。
自分にとってのインプットのために、無心になれる時間、つまりオフの状態を作る。そのためには、アウトプットの質をどれだけ高められるかが重要となってくるのであろう。

効率よく遊ぶということ

「最近はよく、“本気で遊べ”とかも言うじゃないですか。もちろんそういう姿勢も大切なのは分かるんですが、あまり気負いすぎると面倒になってしまい、続かないですよね。僕の場合は好奇心が多く、色々なことに手を出していくので、肩の力を抜いているくらいのスタンスを保つのが、色々とやれているコツかもしれません(笑)」。

オンとオフの切り替えを自分にあったスタイルで、楽しみながらスマートにこなしていく。つまり自分だけの時間とは、“自分を見つめ直す時間”なのかもしれない。新たな自分を見つけるため、傍らで刻み続けるOCEANUSとともに、今度の休日、一歩前へと進んでみてはいかがだろうか。

Text: Tatsuya Nakamura | Photography: Masashi Nagao

大野哲郎 (tetsuro oh!no / モンステラ・デリシオーサ)

イラストレーター / デザイナー / モンステラマニア
「tetsuro oh!no」と「Alexander Illustrations」のふたつの名義で、企業・百貨店の広告やCDジャケットなどのイラストを制作するほか、観葉植物“モンステラ”をモチーフに、植物・インテリア・アートをテーマにしたWEBサイト「モンステラ・マニア」を運営。植物に関する情報発信や、ネオボタニカルアートを制作・販売している。WEBメディア『TOKYOWISE』にて、植物園熱帯温室についての連載も開始。これまでにエルデコ・インターナショナルデザインアワード、世界ノミネート(インテリア・モンステラ柄ラグデザイン)、毎日広告デザイン賞(準部門賞「銀座松屋広告」)などを受賞。
モンステラ・デリシオーサ
モンステラ・マニア