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BLUE MOTIONSMarch 2019 issue
ACTIVITY
一歩前へ

Encyclopedia OCEANUS #15

現代社会という 大海原を進む 羅針盤、 CACHALOT

エレガントでスタイリッシュな印象の強いOCEANUSの中で、ひときわ異彩を放つ「CACHALOT(カシャロ)」というシリーズをご存じだろうか。カシャロとはフランス語で“マッコウクジラ”を意味し、その大きさと世界一の潜水能力から最強の海洋生物とも言われている。そんなマッコウクジラの名に由来するCACHALOTは、2008年に初号機が誕生。以来、大胆なカラーリングと力強いシルエットが特徴的なモデルとして存在している。

CACHALOTだけが持つ、特殊機能

現行のCACHALOTは、2015年に発売された「OCW-P1000」。世界6局の標準電波受信機能<マルチバンド6>、強負荷のかかる各種機能を安定駆動させる<タフソーラー>、衝撃に対する高い耐久性を追求した<ハイブリッドマウント構造>、針ずれが起きた場合に修正する<針位置自動補正機能>という4つの先進機能で時計の信頼性をさらに向上させる<タフムーブメント>や、簡単なりゅうず操作で世界29都市に時刻設定が可能な<スマートアクセス>など、OCEANUSの基本的な機能を搭載。
その上で、このCACHALOTだけに唯一搭載されているのが、北の方向や目的の方位を調べることができる“方位計測機能”だ。その操作方法は至って簡単。時計の12時位置を計測したい方角に向けて水平に保ち、2時位置のボタンをワンプッシュするだけで秒針が北を指し示す(再計測するときは、もう一度2時位置のボタンを押す)。さらに2時位置のボタンを回すと、文字板の外側にある内転リングが連動。秒針が示す北方位に内転リングを合わせることにより、方位を簡易に記憶することが可能。

方位計測機能・操作方法動画

これにより目的地が見えなくても、地図に載っている目的地の方向を12時位置にセットすることで、それを頼りに目的地へ近づくことができるのだ。携帯で地図アプリを開き、それを見ながら歩いているのでは危険だし、何よりスマートではない。まるでスパイ映画に登場する秘密道具を扱うかのように、操作する姿までも美しく、そしてシンプルに。それがこのCACHALOTの最大のコンセプトである。

最もスポーティなOCEANUS

CACHALOTという名前同様、海と親和性の高いOCEANUSらしい、そのマリンテイストなデザインも、他のシリーズとは一線を画する。まるで船やヨットの計器のようなガジェット感溢れるその見た目はスポーティさを演出し、いつまでも冒険心や遊び心を忘れないOCEANUSの時計づくりにおける姿勢が伺える。それを象徴するのが、方位を記した内転リングであろう。30度ごとに角度を変え、そこにスパッタリング技術による透明な多層膜を構成し、光の波長を利用することで、美しいブルーを実現。方位を指し示すことを兼ねた秒針には一目で分かる赤色を採用し、内転リング同様、視認性を高めている。
現在の「OCW-P1000」のラインナップは、全部で3モデル。
ケースやバンドに傷を付きにくくするチタンカーバイト処理を施した黒文字板の『OCW-P1000-1AJF』とトリコロールカラーの『OCW-P1000-7AJF』、そして耐磨耗性の高いDLC処理を施した『OCW-P1000B-1AJF」』で、熟練の技を要するザラツ研磨、無反射コーティングサファイアガラスなど、ともに細部に至るまで上質な仕上げを追求している。

CACHALOTが指し示すもの

左「OCW-P1000B-1AJF」/ 中央「OCW-P1000-1AJF」/ 右「OCW-P1000-7AJF」左「OCW-P1000B-1AJF」/ 中央「OCW-P1000-1AJF」/ 右「OCW-P1000-7AJF」

かつて夢と希望を抱き、大海原へと乗り出した大航海時代。そんな船乗り達の浪漫を支えたのは、向かうべき進路を示す羅針盤の存在だったはずだ。
そして現代。情報技術の進化により急速に変化する時代の中で、時間という普遍的のものを絶対精度で追求しつつ、確実に刻み続けるOCEANUS。溢れる情報社会という大海原で纏う者の羅針盤として、CACHALOTはいつまでも未来を指し示し続けることだろう。

Text: BM編集部 | Photography & Movie: Masashi Nagao