Skip to Content
BLUE MOTIONSWinter 2018 issue
NOW IS THE TIME
想像が創造した現代

Future of the Time

“時を刻む” という未来

2018年も残すところ10日余りとなり、BLUE MOTIONSも年内最終号である今回、今年発売された新製品とともにOCEANUSの一年を振り返ってみたいと思う。

そもそも、人はなぜ“時”にこだわり、その象徴であり体現である“時計”に想いを馳せるのか。ある一点の時を示す時間、過去・現在・未来という流れの中に存在する時間、哲学的な観念の中に存在する時間、相対性理論のような宇宙科学的な理論の中に存在する時間などなど、一言で“時計”と言っても様々な表情を持つ。
そんな中、OCEANUSは時間を示すメカニズムとして絶対精度を追求しつつ、同時にElegance, Technologyという時計自体の存在感のコンセプトを掲げてきた。

過去・現在・未来という“時”へのアプローチ

2018年はOCEANUSにとっても様々なトライアルが積み重なった年だったと言える。それは今年発売された15種類の新製品群に込められた、開発者やデザイナーたちの想いが如実にカタチになったことでも明らかだ。

その代表的なものが、3年ぶりのカムバックとなるMantaの江戸切子とのコラボレーションによる限定モデル『OCW-S4000C(6月発売・生産終了)』と『OCW-S4000D(10月発売)』である。ジャパンメイドというOCEANUSの立ち位置を世界に示すという意味でも、日本固有の伝統である江戸切子をサファイアガラスベゼルに採用したことは大きな意味を持つ。日本の過去から連綿と繋がる圧倒的な伝統技術を用いることは過去へのリスペクトであると同時に、Elegance, Technologyの体現でもあると考えているからだ。

Bluetooth(R)搭載電波ソーラー「OCW-S4000D-1AJF」Bluetooth®搭載電波ソーラー「OCW-S4000D-1AJF」

そして現在へのアプローチは、Bluetooth®の搭載だ。前述のManta『S4000シリーズ』やOCEANUSの基本形であるClassic Line『T3000シリーズ』に、これまでの標準電波(マルチバンド6)に加え、現代の最先端技術であるBluetooth®を身に付けることで、スマートフォン連動による新たな精度追求が標準装備として加わったのだ。

Bluetooth(R)搭載電波ソーラー「OCW-S4000-1AJF」Bluetooth®搭載電波ソーラー「OCW-S4000-1AJF」

またトピックとして、ラゲッジ・ブランド「BRIEFING」とのコラボレーションモデル『OCW-T2610BR(7月発売・生産終了)』も記憶に新しい。機能やスペックだけでなくデザインにも妥協をしない両者による限定モデルは、現代の物作りのあるべき姿勢を体現していると言っても過言ではない。

OCEANUS×BRIEFING「OCW-T2610BR-1AJR」OCEANUS×BRIEFING「OCW-T2610BR-1AJR」

そして未来への挑戦としては、インダイヤルソーラーモデルの登場である。最小のソーラーパネルを新たに開発したことにより、3つのインダイアル部分のみで必要電力をまかない、文字板デザインの自由度を飛躍的にアップさせた。立体パターンが様々な表情を見せるBluetooth®搭載GPSハイブリッド電波ソーラー『OCW-G2000RA(10月発売)』とアクアマリンブルーの白蝶貝を使用したManta『OCW-S4000E(10月発売)』。この新たな挑戦は、OCEANUSの今後のデザインに大きく寄与していくことだろう。

Bluetooth(R)搭載電波ソーラー「OCW-S4000E-2AJF」Bluetooth®搭載電波ソーラー「OCW-S4000E-2AJF」

2019年、発売15周年への新たな胎動

今回ここで取り上げた以外にも数々の独創的なモデルを今年送り出してきたOCEANUSだが、我々の挑戦はここで終わったわけではない。詳細はお待ちいただくしかないが、絶対精度の追求、Elegance, Technologyへのこだわりは、さらに進化することをお約束したい。そして今年アプローチした過去・現在・未来への挑戦は、新たなる表現・技術として現れることだろう。

OCEANUS。それは時・時間の概念を超えて、進化する存在であろうとするCASIOの挑戦の象徴でもある。2018年から2019年へ。15年の歳月の積み重ねは、新たなアナログ時計のあり方を指し示す流れに他ならない。

Text: Y.Nag | Photography: Masashi Nagao