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BLUE MOTIONSSummer 2018 issue
BLUE JOURNEY
時の旅

Next Wave

谷中敦と NEW Mantaの 終わりなき旅

谷中敦氏(東京スカパラダイスオーケストラ)

様々なアーティストや著名人との話題性のあるコラボレーションなどを通じ、今や音楽ファンのみならず、お茶の間にまで浸透している東京スカパラダイスオーケストラ(以下、スカパラ)。CMへの楽曲提供やイベントでのLIVE出演、さらにはコラボレーションモデルの発売など、OCEANUSを纏う者なら、その存在を知らない人はいないであろう。なかでもメンバーの谷中敦氏は、OCEANUSのCMにも出演するなど、その関係は実に10年にもなる。その間、常にOCEANUSを愛用し、その進化の過程を実際に肌で感じてきた谷中氏に、今回新しく発売されたNEW Manta『OCW-S4000C』についてお話を伺った。

「実際にOCEANUSは8本ほど所有しているのですが、なかでも旧モデルのMantaはよく着けているような気がします。手に持った感触や着用感が何かしっくりとくるんですよね。このNEWモデルに関しても、まず江戸切子のベゼルが目を引き、パッと見てカッコいいというのが素敵だと思います。それと、毎回Mantaシリーズを着用した際に『こんなにコンパクトだったか』と感じていたのですが、今回も同じように感じましたね。さらにBluetooth®を搭載したということで、これまでも海外ツアーに行った際にスマートフォンリンクで時間設定をしてきましたが、本当に便利です。きっと出番が多くなる予感がしています(笑)」。
数多くのOCEANUSを愛用してきた谷中氏だからこそ、その率直な感想にはやはり説得力がある。

谷中氏所有のOCEANUSの一部。<左から>OCW-G1100B(2015年)、OCW-T600TDB(2009年)、OCW-S3001B(2013年)。谷中氏所有のOCEANUSの一部。<左から>OCW-G1100B(2015年)、OCW-T600TDB(2009年)、OCW-S3001B(2013年)。

小さな革新の積み重ねが、大きな変化へと繋がる

江戸切子という伝統の技と革新の先進テクノロジー。今回のNEW Mantaは“伝統と革新の融合”がひとつのキーワードとなっている。同じく、ジャマイカ発祥のスカという伝統の音楽を、“トーキョースカ”として進化させ、独自のジャンルを築き上げているスカパラ。谷中氏にとって、“伝統と革新”とは。
「伝統を守るということは、もちろん大事だと思います。個々のバックグラウンドや各々の潜在意識の中に、伝統って自然に刷り込まれていると思うんですね。我々も音楽で何かを表現する時に、伝統的な部分も持ちつつ、革新の部分も内包していた方が聴いてくださる人たちに伝わりやすいんです。やっぱり人々の潜在意識の中にある伝統に訴えかけることって、すごく重要なので」。

「スカパラとして、最近は南米・中南米によくLIVEで行くのですが、彼らの奏でる音楽って、伝統と革新じゃないけど、様々な伝統をミックスして作っているなって激しく感じるんです。我々もラテンやブラジル音楽など、色々な音楽のビートを混ぜるんですけど、それをアウトプットする時に、最終的に“スカ”になっているのがスカパラの音楽なんでしょうね。要するに、我々がフィルターの役割をしているんです。そういった作業の繰り返しが、“伝統と革新の融合”になっていくのかもしれませんね」。
永きに渡り愛される伝統とは、絶対的に革新を怠らないもの。常に新鮮であり続けるためには、様々な工夫や仕掛けを試み、挑戦し続けなければならないのだ。

海外でもこれまで世界31カ国でLIVEをおこない、まさに日本を代表するバンドとして活躍しているスカパラ。バンド名に“東京”というワードを背負いながら、世界各地で活躍する谷中氏は、現在の“東京”に対してどのような想いを持っているのか。
「“東京”に関しては、もっと色んなことが渾然一体となっていてもいいのかなと。もっと意図的に、江戸っぽい物と最新テクノロジーを融合させて分かりやすく見せていった方が、東京2020に向けても面白いんじゃないかと個人的には感じています。様々な文化をあからさまにでも東京のスタイルとして提案し、貪欲に攻めて欲しいです。それは決してコピーではなく、デフォルメをするって意味で。まさに今回のNew Mantaと江戸切子の融合みたいなことが、もっともっと今の東京には必要だと感じています」。

スカパラ30周年。新たなる旅へ

1989年のデビュー以来、常に最前線で走り続けているスカパラは、来年30周年を迎える。メモリアルイヤーを前に想うこととは。
「何のために音楽を続けているのかなと考えると、やはり音楽を通して色々な“気づき”を積み重ねたいからだと思うんです。だからこそ、これまでもやってきたように、様々なジャンルの人たちとのコラボレートは続けていきたいです」。

東京を基点に縦横無尽に世界とクロスオーバーする谷中氏の思考は、まさにブルーオーシャンへ向かう終わりのない旅。伝統を基に、革新の連続という使命を持つ谷中氏とスカパラ、そしてOCEANUS。世界は“青”を待っているのだ。

Text: Tatsuya Nakamura | Photography: Masashi Nagao

谷中敦 (東京スカパラダイスオーケストラ)

世界を股にかけ活躍する大所帯スカバンド・東京スカパラダイスオーケストラのバリトンサックス担当。スカパラのボーカル曲の主な作詞を手掛け、他アーティストへの詩の提供など活動は多岐に渡る。
最新アルバム「GLORIOUS」が発売中。2018年夏にはメキシコをはじめとする中南米ツアーを敢行!9月より「SKANKING JAPAN "めんどくさいのが愛だろっ?"編」と題されたホールツアーがスタート。ファイナル公演は2018年12月24日(月・祝)大阪城ホールにて。
東京スカパラダイスオーケストラ オフィシャルサイト