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BLUE MOTIONSNew Year 2018 issue
THE CORE
すべては“CORE”から生まれる

The reason for riding a motorcycle

人間と 一体化する マシン。
バイクの 魅力を探る。

男を象徴する乗り物(マシン)として挙げられる、車やバイク。それらに惹かれる理由のひとつは、エンジン音や振動を“直接身体で感じる”ということ。昨今、車はその進化により、静かさを求める傾向にあるが、バイクはある意味その対極に存在する。しかも車が四輪であるのに対しバイクは二輪と、そのもの自体では“自立”することができない。だからこそ人間とマシンが“一体化”しなくてはならないのだ。

人間の五感を研ぎ澄ます、バイクという乗り物

会社への通勤などの移動手段として、休日にツーリングなどを楽しむライフスタイルとして、また趣味としてレースに参加するなど、バイクとの付き合い方は多種多様だ。サーキットやダートコースでない限り、公道には必ず法定速度が存在する。そこに必要なのは、しっかりとした技術と知識。それはその条件の中で、より安全にバイクを最大限楽しむための絶対条件である。
一度でも乗ったことがある人なら分かると思うが、右手のアクセルと前輪ブレーキ、左手のクラッチとウインカー、右足の後輪ブレーキ、左足のギアチェンジと、バイクはとにかくやることが多い。それに加え、前後左右の体重移動も必要となってくる。車のように優雅に音楽を聴きながら飲み物を飲んで運転するわけにはいかないのだ。コーナー(カーブ)ひとつを取っても、イメージ通りに抜けるためには人機一体となり、バランスを考えなくてはいけない。体のコアとバイクの軸を考えた体重移動を意識することで、車体が綺麗に傾き曲がることができるのだ。ではなぜこのよう動きが必要になってくるのか。基本的にバイクは、一般的な自転車のようにハンドルを切って曲がるものではない。車体を傾けることで、バイクの車重でセルフステアが生まれ、自分が見据える方向へと進んでいく。
また空気や温度の変化、場所や季節のうつろいなどを直接肌で感じることができるのも、バイクならではの醍醐味だ。そしてロングツーリングなどの長距離走行中、必要な集中力の先を感じることがある。それは “無”に近い、研ぎ澄まされた状態とでも言うべき領域か。その感覚を味合うことに、乗る意味を見出す人もいるという。
まさにバイクは、人間の五感で感じる乗り物といえるだろう。

[iStock][iStock]

剥き出しの身体で感じるロマン

身体で感じるバイクとの繋がり。それは無条件に本能を刺激する快感を見出す。メカニカルな乗り物なのに、生き物に感じる瞬間。常に接点を保ちながら、心を通わせバイクを動かす。
OCEANUSもまた、装着感や視認性、操作する喜びなどを追求することで、装着する者との“一体化”を図り、腕に纏った時に初めてその関係性が成立する。
そこに共通する魅力こそが、男のロマンや、いつまでも忘れない遊び心ではないだろうか。

Text: Tatsuya Nakamura | Photography: Masashi Nagao