今年でバンド結成20周年を迎え、来年はCDデビュー20周年と、まさに最高の節目を迎えている、東洋一のサウンドマシーン「クレイジーケンバンド(CKB)」。そんなバンド結成20周年を記念した特別企画として、横山剣氏が初主演となる映画の公開、そして9月には地元横浜にて約8年ぶりとなる大型野外ライブが開催される。昨年作家デビュー35周年を迎え、アニバーサリーイヤーの続く、バンドリーダー横山剣氏に約1年ぶりとなるインタビューをおこなった。
「月日の経つのは早いもので、予感のする方向にハンドルを切ってドライヴしていたら、20年が過ぎていたという感じです。これもひとえにCKBの音楽を愛聴してくださる皆様のご支援あってのものと深く感謝しております」。
そう振り返る、横山氏。続けてきたことで、感じたことは何であろうか。
「同じことを何年やっても“慣れる”ということはないと実感しました」。
20年という長い歳月には、想像もできないくらい様々なドラマがあったことであろう。同じことを繰り返すようで、そこに慣れることなく、日々進化するため走り続けてきた結果として表れているだけなのかもしれない。CKBにとって、20年はまだまだ経過点にすぎないのだ。
今月24日から公開される映画『イイネ!イイネ!イイネ!』。横浜の街を舞台に、男たちの友情と純情を描いたヒューマン・ドラマである。今回なぜ映画に出演しようと思ったのだろうか。
「楽曲を幸せな形で世に放つ為なら一肌脱いじゃえ!とお受けした次第です」。
そう語るとおり、CKBの代表曲である「生きる。」や「漢江ツイスト」などが、見事に劇中を彩っている。まるで楽曲の世界観を、演じることで再現しているかのようだ。演じるといえば、今回横山氏をはじめ、メンバー全員が本人役として出演している。
「CKBがCKB役をやるというのは、言ってみればセルフカヴァーですよね。だから、ごくごく自然な感じでやろうと思ってたんですが、そんなことを思う時点で自然ではないし、ましてやドキュメントでもないから、そこには現実でもファンタジーでもない絶妙な揺らぎのようなものが立ち上がるのでしょう」。
フィクションでありながら、本人役を演じることで錯覚するノンフィクションのようなリアリティさは、まさにこの映画の醍醐味であろう。将来の夢を語り合った幼なじみの3人が大人になり、様々な人間模様が繰り広げられるストーリー。そこには、過去・現在・未来という時間が流れている。
「“始まる”ということは“終わる”ということ。時間というものは時に甘く、切なく、儚く、そして残酷なものです。だから、岡本太郎さんの言葉をお借りすれば、瞬間、瞬間に爆発して行かなきゃダメなんだ!って思いますね」。
時というものは永遠ではない。だからこそ、その瞬間に全てを掛ける。その繰り返しこそが、CKBが20年続いてきた所以かもしれない。そんなメッセージを感じることのできる、この映画をぜひ劇場でご覧いただきたい。
NEWモデル『OCW-G2000C』を身に着けた横山氏。「素晴らしい新機能とデザインセンスがいいのは毎モデルそうなのですが、グラデーションカラーのサファイアガラスと、チタンでできた美しい12角形のベゼルが特に気に入っています」。
9月2日(土)に開催されるスペシャルライブは、果たしてどんなライブになるのだろうか。
「CKBの結成20周年、そして赤レンガ倉庫のリニューアル15周年を祝って、赤レンガ野外特設ステージというスペシャルな場所でドカンと一発決めたいと思います。会場周辺は横浜のいいとこ取りの抜群のロケーションで、ハマ風に吹かれながらのLIVEは生涯忘れることの出来ない想い出となることでしょう。昨今はミュージシャン自らが開催し、複数のバンドが一同に集まるフェスも増え、我々もそこに呼ばれる機会が多くなりましたが、今回の我々のはちょっと違ってCKBという生地の上にCKBに所縁のある色々なミュージシャンをトッピングして進行して行くというPIZZAのようなLIVE SHOWです。会場の周辺にはCKBメンバーや僕のお気に入りの様々なお店がブースを出店します。滅多に野外LIVEをやらないCKBの珍しい野外LIVE、是非こちらにも足をお運びください!」。
最後に今後の抱負について聞いてみた。
「ここからさらに皆様の魂を揺さぶり、時には好奇心をくすぐる音楽をお届けし、名実ともに“東洋一のサウンドマシーン”となりますよう、勇往邁進してゆく所存で御座います。引き続きご贔屓のほど、宜しくお願い申し上げます。イイネ!イイネ!イイネ!」。
「“いつ死んでもいい!”ってぐらいのレベルで音楽をやりたい」そう語る、横山剣氏。そこには一瞬一瞬を真剣勝負で挑むミュージシャンとしての信念がある。その一瞬一瞬を紡ぐことで未来へと繋げて行く。その疾走感は時代をドライヴし、次代へと向かう力強さがあると感じた。そんな横山剣氏とCKBの左腕でOCEANUSは、共に未来へ向かうパートナーとして時を刻み続けるだろう。
Text: BM編集部 |
クレイジーケンバンド
東洋一のサウンド・マシーン。「音楽ジャンルからの解放」をモットーとする全方向型音楽を展開、その中毒性のあるポップ・ウイルスはクラブ・フィールドにまでジワジワと拡散、コンスタントな人気を獲得後も常にアグレッシブな活動を続けている。9/2には結成20周年のアニバーサリーライブを横浜赤レンガ野外特設ステージで開催。これまでにも増して「攻め」の姿勢で邁進する。
オフィシャルサイト: www.crazykenband.com
INFORMATION
映画『イイネ!イイネ!イイネ!』
特別協賛 OCEANUS
6月24日(土) TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー
クレイジーケンバンド結成20周年記念アルバム
CRAZY KEN BAND ALL TIME BEST “愛の世界”
8月2日(水)発売
クレイジーケンバンド結成20周年記念イベント
「CRAZY KEN BAND 20TH ATTACK! CKB[攻]」
オフィシャルパートナー OCEANUS
9月2日(土)横浜赤レンガ野外特設ステージ
イベント特設サイト
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