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SWITCH × OCEANUS THE POINT OF SHOOTING POINT

想像力を、その腕に Artwork by Meguru Yamaguchi

Artwork by Meguru Yamaguchi

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その腕から、クリエイティブを Artwork by Meguru Yamaguchi

クリエイティブ感覚を持ったビジネスエリートに向けて。 時間へのこだわりは、仕事をする上で信頼に繋がる。品格と知性を兼ね備え、美しい色や造詣を愛す。 そんなクリエイティブ、アート感覚を持った新しい時代のビジネスエリートにOCEANUSの腕時計は相性がいい。

この企画では、世界中で活躍する日本人アーティストやクリエイターにOCEANUSをイメージした作品を制作してもらい、インタビューとともに掲載。 アートに表現されたOCEANUSを楽しみながら、その人物のクリエイティビティを探りたい。

第一回目となる今回は、NYを拠点に活躍するアーティスト、山口 歴(ヤマグチ メグル)氏が出演。

その腕から、クリエイティブを Artwork by Meguru Yamaguchi

OCEANUSのブルーを表現するのに相応しいアーティストは誰か。今回から始まる新企画を構想していると、真っ先に思い浮かんだ人物が山口歴氏だった。今年10月末から渋谷PARCO内のギャラリー『PARCO MUSEUM TOKYO』で開催された個展をはじめ、積極的な作品発表や名だたるファッションブランドとのコラボレーション、メディアへの露出など、まさに今、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍するアーティストだ。一目で山口氏の作品だとわかるような力強いペインティング。また、彼のシグネチャーカラーともいえるブルーを用いた作品が多いことも山口氏にオファーしたいと思った理由だが、NYを拠点に成功しても尚、挑戦し続ける山口氏の姿勢が、OCEANUSの腕時計が持つ探究心と共鳴すると感じたからだ。そんな山口氏に今回の作品に対して、NYでの時間についてなど話を訊いた。

波の有機的なイメージをできるだけ自然に表現

「OCEANUSのロゴを見た時に、波のモチーフに有機的な動きを感じました。僕の作品は、ストロークを操って絵の具の動きを作っていくんですが、今回は水の動きを意識して描きました。コップに絵の具を入れてバシャっとかけたような、自然な水の動きをイメージしています」。

その腕から、クリエイティブを Artwork by Meguru Yamaguchi

山口氏がアーティストを目指し、全世界から表現者が集まる現代アートの中心地、NYへ移り住んだのは2007年のこと。それから13年間この地で模索しオリジナリティを築いていった。「NYってほかの国や場所に比べて時間の流れが全然違うんですよ。僕は今、36歳で、周りも同年代の友人が多いのですが、みんな(印象が)若々しく感じるんですよね。日本にいる36歳というともっとしっかりしている大人が多い気がしますが、僕も含めてNYのみんなは若々しく思う。何でだろう?と考えると、NYにいると時間が止まっているように感じるからなんだと思いました。世界中から夢を持ってきている人が多い中で、忙しくしていると勿論時間の流れは早いです。だけど、時間が止まっていると感じる理由には、NYの自由な環境なんだと思います。見た目も行動も人と比べたりするような、ストレスがない。自分の責任で自分の好きなように自由に挑戦できる。そういうところで生活しているとネバーランドの住人のように若い気持ちのまま成長していくのかもしれません。まさに、ドラゴンボールで言うと『精神と時の部屋』にいるような感覚なんです。時間は止まっている中でめちゃくちゃ修行をしているような日々を送っています」。

その腕から、クリエイティブを Artwork by Meguru Yamaguchi

NYでの生活における時間の感覚をそう話しながらも、現在相当な数のオーダーやコラボレーションなどを抱える山口氏。最近の日々を思い返すとかなり多忙な生活を送っているようだ。そんなハードな日々でも時間に気を取られないようにすることが大事だと話す。「予定は常に詰まっているんですが、そればかりに気を取られてしまうと忙しいという気持ちになってしまいます。忙しいは、心を亡くすと書く通り、忙しいと思いながら作品制作をすると心が入らないはずなんです。だから作品制作の時は、なるべく時間を気にしない。気付いたらこんなに時間が経っていたんだ、っていうくらいにしないと、仕事が苦痛に感じてしまったらやっている意味がないので。忙しいと感じないための時間の使い方が大切なんだと思います」。

その腕から、クリエイティブを Artwork by Meguru Yamaguchi

山口氏のアトリエがあるのは、ブルックリンのネイビーヤード。これまではサウスブロンクスにアトリエはあったが、新型コロナウイルスの影響もあり、ブルックリンの自宅から自転車で通えるエリアへ引っ越したばかりだ。アトリエには、山口氏の新作がいくつか置かれていた。渋谷PARCOで行われる展示用の作品たちだ。その作品を見ると、珍しく赤が多様されており、その理由を聞くとこう答える。「この作品が赤いのは2020年だからです。今年は本当に色々あったじゃないですか。新型コロナウイルスで世界中がパンデミックになったり。僕の中にも怒りが湧いてきて、それを作品で表現したらこういう色になったんです。青よりもわかりやすく強い赤色。この作品がみんなを勇気付けるきっかけにもなったらと思っています」。来年以降も、国内外で様々な活動を控えている山口氏。自分が納得するクリエイティブを発揮し続ける秘訣について、「自分たちがワクワクしていたら周りもワクワクしてくれる。自分たちがワクワクしなくなったり売れ線に走ったり、つまらないことを始めたら、本当につまらなくなる。常にフレッシュな作品を作り続けることが大切だと思います」と話すように、NYの地で山口氏はこれからも新たな挑戦を続けていくことだろう。

その腕から、クリエイティブを Artwork by Meguru Yamaguchi

その腕から、クリエイティブを Artwork by Meguru Yamaguchi

山口 歴

1984年東京・渋谷生まれ。2007年から単身渡米し、NYでアーティストを目指す。ブラシストロークを用いた作風が代表的で、国内外での個展を積極的に開催する。www.meguruyamaguchi.com