Skip to Content

何かを突き詰めた先に、未来が見える
さかなクン x 谷中敦氏 x 茂木欣一氏 インタビュー

何かを突き詰めた先に、未来が見える
さかなクン x 谷中敦氏 x 茂木欣一氏 インタビュー

奇跡のコラボレーションとして大きな話題を呼んだ、さかなクンの“東京スカパラダイスオーケストラ”期間限定加入。それがこの夏、再びライブステージで披露される。彼らを繋ぐ共通点とは何か。今回BLUE MOTIONSにて、さかなクンとスカパラを代表して谷中敦氏、茂木欣一氏によるスペシャル対談が実現した。

それぞれのルーツ

「私がお魚に興味を持つようになったきっかけは、小学校2年生の時、友達に“タコ”を見せられたときでした。ギョギョ!なんなんだ、この不思議な生き物は!と思って、まずお魚屋さんに行きました。そこには茹でたタコしかいなくて、じゃあって図書館に調べに行き、図鑑を見て驚き、次に水族館に行ってガラス越しに見て驚き、じゃあ海に行こう!と探しに行ったんですが、なかなか見つからない。タコを探しているうちに他にも不思議なお魚たちに出会ったんです。岩をひっくり返したらピョン!と飛びだすお魚がいて後で調べたら“カエルウオ”と分かったり、“アメフラシ”を見つけたら本当に雨に降られたり、と、どんどんお魚のことを知りたくなっていったんです」。
さかなクンの冒険はこうして始まったのだった。

「僕は高校時代の友人が、当時一部で流行っていたスカのバンドを始めるというので、僕も入れて欲しいと言ったんです。それが後に東京スカパラダイスオーケストラになるんですけど」。
谷中氏のきっかけは、意外にもシンプルだった。
「それで、バンドのリーダーから“君、なんかバリトンサックスが似合いそうだからバリトンサックスやってみない?”と言われて、楽器屋さんで持ってみたら、お!いけるな、と。それから猛練習です」。
かのテクニック重視だったデューク・エリントン(ジャズの作曲家・ピアノ奏者)も、その楽器が似合うかどうかでミュージシャンとしての人生の80%は決まると語ったという。
「でもよく考えたら、小学校の時からタテ笛が好きで、学校の行き帰りもずっと吹いていましたね」。
やはりルーツは小学校か。

茂木氏はどうだったのだろう。
「僕はもう小学校の時からずーっと机を叩いていました(笑)」。やはり!
「で、いつも怒られていて、それでも止めなかった。だから、もう何十年も叩きっぱなし」。
さかなクン「私も答案用紙にお魚の絵を描いて怒られました!(爆笑)でも、そんなギョ縁で色々な世界を見ることができて、今もこうして音楽にも関わったり、お魚の表現方法をギョラボレーションしています(笑)」。
「魚から学べることがいっぱいあるんだって、我々もさかなクンに教わったからね」とスカパラのお二人。
さかなクン「わー、嬉しいです!お魚みたいに一生懸命輝きながら元気に頑張っていけば人間社会もきっと良くなりますね」。

それぞれに追求のルーツは幼少の頃にあり、シンプルに追い求めることで成し遂げられることがあるということなのだろう。

<スカパラ × さかなクン>とは

キリン氷結®のCMの「あたらしくいこう」をテーマとしたキャンペーンで初めて実現した、2組のコラボレーション。いきなりの登場は音楽関係者ならずとも大きなインパクトがあった。
「さかなクンがサックスをやっていたという話は知っていて、一緒にやれたら面白いだろうと思っていました」。谷中氏の思いは的中したということだ。
「中学校の時に吹奏楽部に入って、CDショップに通ってる時に、スカパラの曲が流れていてカッコイイーと思って店員さんに聞いて、即買いしちゃいました。それからずっと聞いていたので、もう感動なんてものじゃありません!」。さかなクンの、吹奏楽部を水槽と間違えて音楽に触れることとなったという逸話が、数十年経って見事に実ったのだ。
「もう一緒にやっている間も常にハッピーで、さかなクンの元気がみんなに伝染するという、もうホントに思っていた以上の人でした」。
茂木氏の言葉通り、この対談でも笑いが絶えないのは、さかなクンのパワーのなせる技だ。

<トーキョースカジャンボリー>を体験するべし

そんな“東京スカパラダイスオーケストラ × さかなクン”のリアルなライブを目撃できるのが、この8月6日に山中湖で開催される、スカパラ主催の野外フェス< トーキョースカジャンボリー vol.6 >。
「さかなクンとキリン氷結®のCMで演奏した曲が“Paradise Has No Border”。この曲名の通りにスカパラは“No Border”な音楽スタイルを目指しています。このトーキョースカジャンボリーでは、これまで我々がコラボしてきたミュージシャンの方々に登場してもらい、ジャズからロックからパンクから世代も関係なしに垣根なし、まさに“No Border”そのもの。音楽でみんなが繋がって、音楽の楽しさを全開で体験してもらえます」。その谷中氏の言葉通りの展開になるだろう。
そんなゲストの一人、さかなクンの意気込みは?
「もー、茂木さんはフィッシュマンズというバンドのギョ縁(ご縁)もあるし(笑)、思いっきりギョギョって楽しみます!」。

“No Border”な時間

「僕自身OCEANUSとは長く付き合っていて、最近のワールドツアーでも現地の時間がワンプッシュでわかったり、日本の時間もすぐに把握できるという、もうコマーシャルじゃなくて本当にこの時計に助けられている」と谷中氏。
「基本、スカパラはライブではスーツで、そんな時もオフのカジュアルな時もずっとしていられるんですよ。現地についてメンバーみんなで時計を見せ合って、オーッ、ちゃんと合ってる!と確かめ合ったり(笑)」と茂木氏。

さかなクンはどうだろう?
「ずっと腕時計をしてなかったんです。でも、この時計の名前が海の神さまというのを聞いてギョ!それにこのモデルがマンタと知ったら、もうマ(ン)タとないですね(爆笑)」。
茂木「さかなクン・モデルもできそうだったり。提灯鮟鱇とか(笑)」。
さかなクン「提灯鮟鱇は英名でFootball fishとかBlack devil fishとか呼ばれるんです」。
谷中「お!なんかモデル名としても良さそうじゃない!CASIOさん、検討してください」。

対談は終始笑いが絶えず、終わりを告げるのが惜しいほどの盛り上がりを見せた。それも何かを追求して、その先に広がる世界を体験した男たちだからこその懐の深さのなせる技だろう。その場にいた誰もがハッピーになる時間。この続きは、<トーキョースカジャンボリー vol.6>できっともっと大きなうねりになってくれるのではないか。

Text: Y.Nag | Photography: Masashi Nagao

さかなクン プロフィール

国立大学法人 東京海洋大学名誉博士・客員准教授

お魚の豊富な知識と経験に裏付けされたトークでギョ存知!さかなクンは、2015年3月には東京海洋大学名誉博士に就任。人々にお魚の情報や正しい知識、美味しい食べ方や環境問題、漁業従事者の皆様とともに明日の漁業を考えて頂こうと全国各地で講演を行っています。
また、2010年には絶滅したと思われていたクニマスの生息確認に貢献。海洋に関する普及・啓発活動の功績が認められ、「海洋立国推進功労者」として内閣総理大臣賞を受賞。2011年農水省「お魚大使」、2012年文科省「日本ユネスコ国内委員会広報大使」、2014年には環境省国連生物多様性の10年委員会(UNDB-J)「地球いきもの応援団」の生物多様性リーダーを務めています。
執筆活動では『朝日小学生新聞』にて毎週(土)「おしえてさかなクン」コラムを連載中などメディアを問わない幅広い分野で活動中です。

オフィシャルサイト

谷中敦氏 プロフィール

東京スカパラダイスオーケストラのバリトンサックス担当。
スカパラのボーカル曲の主な作詞を手掛け、谷中らしい言葉の表現で圧倒的支持を集める。
また他アーティストへの詩の提供や、俳優活動など活動は多岐に渡る。

東京スカパラダイスオーケストラ オフィシャルサイト

茂木欣一氏 プロフィール

東京スカパラダイスオーケストラのドラム担当。
感情に直結した熱血的なドラム、通常のドラマーとは異なる独特なその スタイルは、内外のミュージシャンからも一目置かれ、数々のアーティ ストと共演。スカパラ以外にも、バンド加入以前から活動するFISHMANS、スカパラの加藤隆志らと結成した3ピースバンド So many tearsとしても活動。

東京スカパラダイスオーケストラ オフィシャルサイト

FISHMANS

So many tears

Recent News

Recommend