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Getting Started

自分だけのオリジナル“サイン”を持つ

突然ではあるが、あなたは自分のサインを持っているだろうか。
スポーツ選手や著名人でもないのに、なぜサイン?と思う方もいるかもしれないが、ふと実生活を振り返ってみると、意外にもクレジットカードの決済やホテル宿泊時など、「この欄にサインをしてください」と言われる機会は少なくないはずだ。しかもその際、漢字でのフルネームをただ記載しているだけ、というのが多くの実情ではないだろうか。そもそもサイン(署名)として、他人が簡単に真似て書けてしまうようでは、その意味をなしてはいない。海外に出る機会が飛躍的に増えた今、それはすなわちハンコ文化が通用しない世界に飛び込むことを意味する。国の窓口である空港に始まり、必ずサインが必要となってくる。大人として、ビジネスマンとして、達筆とはいかないまでも、さりげなく自己主張をするサインを持ちたいものだ。

そこで今回、4月の特集テーマでもある「Everything New ~新しいことを始めてみませんか」ということで、オリジナルサインを持つことについて考えてみたいと思う。とはいえ、自作で格好のよいサインを作るのはなかなか難しいところである。ならばと、手書きサインのデザインを専門におこなっている「署名ドットコム」にて、プロが語る“サインを書くということ”について、お話を伺ってきた。

世界共通の本人証明はサイン

「サインのイメージとしては、まだまだ公的機関や銀行では使えないと思っている方が大半だと思うのですが、実は昨年からメガバンクなどでは、印鑑の代わりにサインでも大丈夫なところも出てきたりと、徐々に緩和されています」。
日本特有のハンコ文化を否定するわけではないが、サインが普及することにより忘れた時などの手間が省けるのは確実である。
「弊社のようにサインをデザインする会社の存在をご存知ない方も多いかと思いますが、例えば某航空会社の機内誌などでご紹介いただくと、驚くほどの反響をいただきます。それはやはりビジネスマンの存在が大きいと感じています。世界を相手に仕事をしていると、ハンコでは通用しませんよね。そういった方々に興味を持っていただき、実際にサインのデザインをオーダーしていただいております」。
ビジネスのグローバル化が進んでいる昨今、もはやサインは世界基準として持ち合わせていなければならない不可欠なものであろう。たかがサイン、と思うかもしれないが、されどサイン。名は体を表すということわざではないが、“書(字)”はその人自身を表しているといっても過言ではない。

サインにも漢字や英字をベースにした、様々なタイプが存在する。上記はその一例。

サインにも漢字や英字をベースにした、様々なタイプが存在する。上記はその一例。

サインが持つ可能性

「また一方では、プライベートな時間を有意義に使うために、手紙を書いたりするような方からの問い合わせも増えている実状もあります。サインには不思議な力があって、たとえワープロで打った手紙でさえも、直筆のサインを最後に加えるだけで温もりを与えることができます。その温度感が魅力に感じてもらえているのかと」。

自分自身を表す名前。その名前を署名としてサインする。それはある意味、自分とは“こういうものである”という、個性を含めた存在自体をアピールすることではないだろうか。
あなたもぜひ、この機会に自分だけのサインを持ってみてはいかがだろう。あらゆるシチュエーションで、さらりとサインを書き上げるその所作を、きっと相手はあなたの腕元のOCEANUSとともに見ているはずだ。

また署名ドットコムでは、“今様花押 ”という、日本古来のサインである“花押(かおう)”を現代風にアレンジしたものも提案している。中国より、平安時代中期に伝来し、歴代の内閣総理大臣、閣僚の就任時などには、今も使われている由緒正しい印章。花押のように、長い歴史の中で忘れられてきた日本の誇るべき文化もまた、見つめ直すのにちょうど良い時期なのかもしれない。

Text: Tatsuya Nakamura | Photography: Masashi Nagao

お問い合わせ先 署名ドットコム

電話: 03-5817-8897
ウェブサイト: http://www.syomei.com

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